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「我々の文化においては、弱さは非常に強くて権力がある。(事実、我々の文化の中で誰が一番強いか自問すれば、赤ん坊であるというのが理論的な答えであろう。赤ん坊は支配するが支配されることはないからである)」。
とアドラーは言いました。
先日のブログでもお伝えした「疾病利得」も「弱さは強さ」の一つです。
病気という弱さが家族を支配する強さになる。
現代社会において、弱さは強さであるのです。
このパラドックスは、強さをひけらかす優越コンプレックスと弱さをひけらかす劣等コンプレックスの関係においても存在します。
アドラーは次のように言いました。
「優越コンプレックスには劣等コンプレックスが隠されており、劣等コンプレックスには優越コンプレックスが隠されている」。
一見すると正反対である、弱さは強さでもあり、強さは弱さでもあるわけです。
アドラーが「水の力」と呼んだ「涙」は時に弱さのアピールにもなります。
「泣く人には一見して劣等コンプレックスがあるのがわかる」とアドラーは言いました。
泣くことで支配できると学習した子供が泣き虫として発達していき、やがてうつ病になる、とまで言ったのです。
これも弱さは強さのバリエーションの一つです・
弱さを使って人を動かしていないか、今一度自分で確認してみてくださいね(^^)/
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