皆さんは、わからないことがあったら、聞きますか?
それとも聞けずに終わりますか?
結論から言うと、聞けずに終わる人は、引きずる人の典型と言えると思います。
引きずる人は、知らないことは恥ずかしい、ばかにされると考えてしまいがちです。
馬鹿にされること、無知だと思われることが失敗だと思い込んでいるのかもしれません。
一方、はね返す人は、たとえ馬鹿にされたとしても、知らないことがあれば、相手に聞こうと心がけています。
もちろん「わからないことや知らないことがある」ということを恥ずかしいと思う気持ちもわかります。
わたしもかつてはそうでした。
わたしも、今でこそ専業トレーダーをやっていますが、最初はズブの素人でした。
ですが、恥ずかしいという気持ちだけでは、何も変わらないということに気づきました。
そもそも素人なので、何も知らないのが当たり前です。
少しずつでもわかるようになれば、いずれかは理解できるようになるものです。
こう考えると、知らないことを隠すよりも、知らないことをいい意味で割り切ったほうが良いと考えました。
自分は馬鹿だから、無知だからと潔く認めて、いろんなことに興味をもって、取り組むほうがプラスになると思ったのです。
何より「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ということわざもありますよね。
大げさかもしれませんが、知らないことをそのまま引きずることで、一生引きずる人になりかねません。
そもそも失敗のメリットは、一瞬の恥を味わえば、何かしらの情報と反省が早く得られて、改善できるようにもなるところです。
中には知らんぷりする人もいますが、目の前で誰かが間違っていたら、普通は正しいことを教えてあげたり、直してあげようと思うものですよね。
大事なのは、何かに取り組んで失敗したときにいったん、気持ちを落ち着かせておくことです。
それから詳しい人に正しく質問し、きちんと意見をやりとりしてみればよいのです。
「こんな質問をしたら恥ずかしい」「マヌケだと思われるのではないか」と思ってしまうかもしれませんが、同じ失敗を繰り返すよりは、よっぽどましです。
ところで、やり方がわからないものに遭遇した場合、質問で上手にアドバイスを引き出す方法を知っていますか?
引きずる人は、失敗してもいないうちから「どうすればうまくいくのか?」という質問をしてしまいがちです。
結局それは答えを丸々教えてくれと言っているようなものです。
他の人に依存していてもうまくはいきません。
一方はね返す人は「自分はこういうやり方をして、やってみたけれどうまくいかなかったので、ヒントをください」と、答えるほうからすれば具体的にこたえられる質問をします。
何事も、やってみてわからなければ教えてもらう。
その姿勢が大事なのです。
はね返す人は、何事も知らないことやわからないことがあれば、早く人に尋ねて、早く解決するように心がけているものです。
わからないことについてアドバイスしてもらうということは、はね返す人になるための第一歩だと考えてみて下さい。
今すぐに誰かに聞けば、気持ちはどれだけか違ってくるものです。
ということで、失敗したときにも、その失敗をはね返すために必要なのは、恥ずかしい思いはしたくないと考える前に、一度だけなら恥ずかしい思いをしてみようと割り切ることです。
そして、はね返す人は、アドバイスを上手にもらい、自分の知らないことを知ることで、その情報を使ってもう一度挑戦していくのです。
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