ほとんどの人は、将来に対する漠然とした不安を少なからず胸に抱いているものです。
その一つとして、仕事の理想と現実のギャップに悩むことはありませんか?
「今の職場が本当に自分とマッチしているのか?」
「このまま同じ仕事をやり続けていいのか?」
というような悩みですね。
こういう漠然とした不安を抱えている人が多いからこそ、昔から転職サービスのテレビCMを見ない日はないのでしょう。
「今よりもっといい職場」
「あなたが輝ける仕事へ」
なんていう、魅力的なフレーズだけで心を、振り動かされ、転職を考える人がとても多いように感じています。
私は転職もそうですが、悩んだ末に大きな決断をするとき、その人が本当に後悔しないような行動をとっているのか気になります。
私の友人も悩んでいて、相談されたことがありました。
今の職場にこんな不安を抱えていると話してくれたのです。
「もっと責任ある仕事を任せてもらいたいのに、社長が自分の能力を評価してくれず、このまま会社にいても自分が思うことができない。」
「社長にはもうついていけない。」
「ちょうど友人からも誘われているし、転職しようかと悩んでいる」
私はその相談を聞いたとき、もし彼がその不満を伝えないまま、その会社を辞める選択をしてしまえば、ずっと言えなかったという後悔の気持ちを持ち続け「引きずる人」になりかねないと感じました。
なので、そんなに不満があるのなら、やめるというよりも、まずは社長に直談判してみたらどうかと提案してみました。
すると「怖くていえない」と彼は言いました。
私はその会社の社長を知らないわけではなく、きっと彼が信念をもって話せば彼を認めてくれるだろうと思いました。
そして、会社にとっても彼自身の為にも、良い方向になると思えたので「どうせやめる覚悟があるなら、怖かろうが何だろうが、言えばいいじゃん!」と言ってみたのです。
ようやく彼は、私が一緒ならば、社長に気持ちを伝えられるし、底で少しでも認めれもらえたのなら、今の会社でももっと貢献するために頑張るといってくれました。
ただ、厳しい話をするとまだ彼は「引きずる人」と何ら変わりありません。
「引きずる人」というのは、既にお伝えしたように「学習量志向タイプ」の人が多く、それが認められないときには、ほぼ「環境志向タイプ」に切り替わることが多いのです。
まさに「自分の能力を認めてもらうためには、新たな場所で働くことが大事」と、仕事を行う環境を重視するようになります。
これでは、青い鳥を探すようなものです。
見つけることができればいいですが、見つけられなかったときに、きっと「あの時、ちゃんと気持ちを伝えておけばよかった。」
「なんで言わなかったんだろう」と悔やむことになってしまいます。
一方「はね返す人」は、言わずに後悔するくらいなら、たとえわかってもらえなかったとしても、言うだけ言うと決めている人が多いです。
さらに失敗する可能性があろうと具体的に、例えば数値的な目標を提示して、それを達成できたならば、今後はこう考えてほしいと提案を試みるでしょう。
もしやめるほどの覚悟があるなら、なおさらです。
わかってもらおうなんて言う甘えを捨て、分かり合えなかったときに、はじめてどうするかの選択をするようにしています。
「はね返す人」は、言えなかったや、やれなかったという後悔を決めているからこそ、次の一歩を晴れやかな気持ちで、気分良く踏み出すことができるのです。
相手があることであれば、覚悟を伝えることも大事です。
やってもいないうちに決めてしまうことがないようにしましょうね。
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