苦手な人が同じ島のデスクにいたり、会議室で同席したときについ目を合わせないように目をそらしたり、視界に入らないように体を背けたりするものです。
一瞬逃げてしまうのは、人間の本脳としてだれでも起こることです。
ただ、それが無意識を越えて意図的にそういった行動を繰り返すことになると、苦手意識が強くなるばかりです。
苦手な人がどうしても自分の視界が入ることが避けられない場合、逆に堂々と体を苦手な人に向けるようにするのが実は効果的です。
人は、未知、無知のものに対して恐怖を感じるようにできています。
ある本では「あがる人は、相手を見ようとする。あがらない人は誰とも視線を合わせまいとする。
これから理解してもらおうと話す対象が姿、形もよく見えない得体のしれないものでは恐怖心が増すばかり」
と書いていました。
この考え方は対象が大勢の人前だけでなく、一対一の関係であっても当てはまるものだと思います。
苦手だから体を背けることが体にしみてついていると、「体を背けているから苦手である」と体も脳も思い込んでしまいます。
でも体の向きを変えるのは簡単です。
「体を背けているから苦手である」→「体を背けていないから苦手ではない」
こうして体からくる苦手意識を軽減していくことができます。
ただ体の向きを変えても、隠れるように前かがみになっていては意味がありません。
いい姿勢で人に相対し、話すようにしましょう♪
かかと・お尻・背中・後頭部を壁に充てて立ってみて、そのままの姿勢で前に一歩出る。
その時の姿勢がいい姿勢です。
その姿勢のまま自分の席についてみてください。
その姿勢のまま、苦手な人への意識が強い時間が続くと、体も緊張してきます。
肩が凝ったり、腰が張ったり、首回りが硬直したり、知らないうちに違らが入っていることが多いので、こまめにストレッチを行うといいです。
また、私のお勧めは、ジャンプを10回行う事です。
その場で軽く10回飛ぶだけですが、実は2つの効果があります。
一つは、体がリラックスして血流が良くなる効果。
体の中がざわざわ騒ぐのがすぐにわかります。
そしてもう一つは、閉じた心を簡単に広げる効果です。
ジャンプをすると視野が広くなって周囲が明るく見えてきます。
それまで感じていた自分の世界が広がった感覚になります。
自分の席など視野を広げたい場所で行うのがベストですが、通路や休憩スペース、トイレなどでも構いません。
蛇ににらまれたカエルではありませんが、苦手な人が近くにいることで窮屈になっていた自分の体が解放されるのを感じることができます。
2時間に1回くらい行うと効果的です。
よく「鶏が先か、タマゴが先か」という話がありますよね。
「苦手意識があるから体が固まるのか、体が固まるから苦手意識を感じるのか」
後者の一面もあると思います。
体の向き、姿勢、ストレッチ、そしてジャンプ。
どれも簡単にできて、体から苦手意識を軽くできるアプローチです。
ぜひ実践して習慣にしてみてください。
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