「そんなこともやめられないなんて、なんて意思が弱いんだ」
「あーあ、またやっちゃった。人生終わってる」
「良くないこととはわかっているのに、なんでやめられないんだ。」
こんなふうに自分を責めたり、否定してしまったりしたことはありませんか?
やめられない人は、やめられない自分を全否定します。
やめられない時というのは、頭ではやめたほうがいいとわかっているのに、やめられないから悩んでいるわけです。
それを頭ごなしに否定しても、一歩も前進しません。
むしろ、自分を否定する気持ちが強くなるだけです。
自己肯定感を下げてしまうので、ますますやめにくくなります。
一方でやめられる人は、好ましくない自分自身を受け止めることが上手です。
「今回はうまくいかなかったんだね」
「この方法で止めるのは難しいんだな」
「やめたかったけど、やめられなくて落ち込んでるな」
などといった感じで、ダメな自分にも理解や共感を示すことができるのです。
なので、うまくやめられなかった時でも、気持ちを切り替えてスムーズに再チャレンジすることができます。
やめられる人は「自分とのコミュニケーション」が良くとれているのです。
やめられる人は、自分と仲が良く、自分の本音がわかっていて、その本音を尊重することができます。
あので、たとえうまくやめられなくても、リカバリーができます。
これに対して、やめられない人は「自分のとのコミュニケーション」が良くとれていないのです。
自分と対話ができておらず、普段から葛藤を抱えているので、うまくやめられなかったりすると、すぐに自分を責めてしまいます。
つまり、自分とのコミュニケーションを取ることが上手になるのは、やめられる人になるための重要なポイントなのです。
それではどうしたら自分とのコミュニケーションをスムーズに取ることができるのでしょうか?
誰でもすぐに実践できる簡単な方法があります。
ポイントは2つです。
一つ目はやめられなかったこと、うまくいかなかった頃について、「本当はどんなことを期待していたのか?」を自分自身に聞くことです。
「期待と現実」にずれがありすぎると、自分自身とうまくコミュニケーションを取ることが難しくなります。
うまくいかない時というのは、自分の期待と現実のずれが大きいことが多いです。
2つ目のポイントは、その上で自分の思考や感情にニュートラルに寄り添い、自分に共感して行くスタンスを取ることです。
このような自己対話を重ねていくと、自分の思考や感情とどんどん仲良くなっていきます。
やめたいことがスムーズにやめられなくて、自分を責めてしまったり、落ち込んでしまっている人は、自分と仲良くなりましょう。
本当はどうしたかったのか、自分の本音を聞いて共感するところから始めてみてください。
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