あなたは自分の直感に自信を持っていますか?
「心と直感に従う勇気を持ちなさい。それは、あなたのなりたいものが何なのか知っているものだ。それ以外は二の次でいい。」
こういったのは、あのスティーブ・ジョブスです。
私たちの毎日は選択の連続です。
情報を徹底的に集めたり、思考に思考を重ねたりしても意思決定することが難しい状況というのはよくあることです。
「すぐやる人」はとにかく直感が鋭く、チャンスを汲み分ける嗅覚を持っています。
例えばサッカーでは得点能力に優れたストライカーは「なぜかそこにいる」という事が頻繁に起こります。
インタビューなどで得点シーンを振り返る時も「そこにボールが来ると思った」と、一般人からすると予想もできないような場所に出没して、ゴールを決めてしまいます。
迷い、判断が一秒遅れていたらゴールは上げられなかったでしょう。
まさに直感が瞬間的に働いているのです。
ジョブスの例もそうですが、世界のエグゼクティブも理論的に突き止めて考えているように見えても、最終的には自分の直感で大切なことを決めていることが多いものです。
頭で考えても駄目なことがたくさんあるからです。
しかし、教育の過程で考えすぎてしまうクセがついてしまと、どんどん直感が鈍っていってしまいます。
人生でもビジネスでも、どんな時でも生き残る動物的な直感を持っている人は強いのです。
特に人生には浮き沈みがあります。
「潮の流れ」といってもいいかもしれません。
うまくいくときはとことんうまくいく。
ダメなときは何をやってもダメ。
このような潮を読み、勝負所で迷わず、「すぐ行動できるかどうか」の直観を鍛えることで仕事やプライベートでも大きな成果を出すことができます。
直感力を鍛えるための方法は様々ですが、なかでも重要なものを2つご紹介します。
一つ目は、経験をたくさん積むことです。
「量質転化」とも言いますが、とにかくチャレンジをたくさんすることです。
量が質を生むという事なのですが、とにかく経験が必要です。
「下手な鉄砲、当たればラッキーかな」というような気持ではなく、うまくいかなかったら、しっかりと改善策を考えることが大切です。
サッカーのストライカーもそうですが、一つ一つのチャンスにこだわり続けているからこそ、直観力が磨かれ、いざというときに体が自然に反応するのです。
将棋の羽生善治さんは、「直感の7割は正しい」と仰っていますが、これは何もあてずっぽからくるものではなく、思考に思考を重ねた上にたくさんの経験を蓄積しておくからこそ、ふとした瞬間に直感が働くのだそうです。
もう一つは、右脳を鍛えることです。
私たちの脳は左脳と右脳に分かれていますが、左脳は理論的な思考をつかさどっていて、右脳は感性脳と言われ芸術的な感性を担っています。
直観力を鍛えるには、この右脳の働きを高める必要があります。
子供のころは右脳を鍛える機会も多かったのですが、大人になるとそれが難しくなってしまいます。
その一つの原因が映像に頼るようになってしまうことにあります。
映像は簡単で分かりやすく想像することを求めません。
子供のころ、母親に絵本の読み聞かせをしてもらった人も多いと思います。
子供たちは、物語を聞きながら頭の中で、一つ一つのシーンを頭に描きます。
言葉や文字だけを頼りに、頭の中でイメージを描くのです。
この時、右脳は活発的に働き、刺激されています。
小説や物語を楽しむことは想像力を必要とするので、右脳を刺激します。
それは直観力を鍛えるための最高のトレーニングでもあります。
なので、このようなビジネスに関するものを読むのも良いですが、時には直観力を鍛えるために小説などを読んで頭の中でイメージを膨らませながら右脳を鍛え、直観力を鍛えていきましょう。
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