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仕事には、まとまった時間が必要なものと、隙間時間で対応できるものがあります。
まとまった時間が必要なものには、コンペの提案書の作成や、企画の立案など様々なものがあります。
逆に、隙間時間で対応できるものには電話やメールなどのものがあげられます。
仕事が遅い人は、隙間時間で対応できる仕事を先に手掛ける傾向があります。
仮に1日のタスクが複数あったとしましょう。
それをその日に片づけなければならないとしたら、仕事が遅い人は先にすぐに終わるタスクを優先して仕事に取り掛かります。
タスクの圧迫感を減らすためです。
そして、作業の途中であっても、上司や顧客から頼まれたらやっていた仕事を中断させてでもすぐに取り掛かります。
タスクの数をできるだけ増やさないためです。
すぐ終わるとはいえ、いくつも重なってしまうと結構な時間になります。
また、タスクが減ると、仕事が順調に進んでいるように感じがちになりますが、実はほぼ変わりません。
むしろ、まとまった時間を要する仕事を先延ばしにしているので、気合を入れて、集中しなければいけないことを残業したり、それでも間に合わなければ家に持ち帰ったりして取り組みます。
その分集中力も散漫し、生産性は下がります。
想定していたより多くの時間を要してしまいます。
こんな話をご存じでしょうか?
とある大学の先生のお話です。
授業内容は人生の優先順位についてでした。
先生は大きなツボを出して、その中にいっぱいの石を詰めました。
先生は生徒に問いかけます。
「この壺はいっぱいになりましたか?」
生徒は、「はい。いっぱいです」と答えました。
先生は、「いいえ、違います。」と答え、次に砂利を取り出しました。
大きな石は入りませんが、小さな砂利ならまだ入ります。
壺いっぱいに砂利を入れてさっきと同じ質問をしました。
今回も同じくいっぱいではないと先生は言いました。
次に砂を取り出しました。
砂利はもう入りませんが、砂ならまだ入ります。
砂を壺いっぱいに入れて先生は再度同じ質問をしました。
それでもまだいっぱいではないと先生は言います。
先生は次に水を取り出しました。
水を壺いっぱいに入れました。
今度こそ壺はいっぱいです。
ここで先生が伝えたかったのは、物事には優先順位があり、大きなものから入れないと、小さいもので壺を満たしてしまったあとでは、大きなものは入りません。
ここでいう壺は、自分のキャパシティになります。
石や砂利、砂、水は仕事です。
キャパシティを広げるのはもちろん大切です。
ですが、取り掛かる順番を大きいものからにしていくことで、入る量(結果)も変わるということになります。
自分のキャパを最大限に活かすために仕事は大きなものから取り掛かってみてはどうでしょうか?
また、そうすることで自分のキャパもどんどん広がっていきます。
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