どうしても欲しくて買ったものが、後々安く売られていたらどう思いますか?
そういうことって、よくあることだと思います。
なぜなら、ほとんどの者の販売価格は、お店それぞれなので、数円単位の差から、人気商品や希少性により、定価よりも安く販売していることがあるからです。
「あっちのお店の方が安く売っている!」というように、いかに安く買うかを重要視している人もいるでしょう。
もちろん経済観念があって、素晴らしいことだと思いますが、このタイプの人にとっては、冒頭のようなことがあると、まさに失敗を重ねることになりません。
つまり、欲しいものの価格だけがすべてだと思う人は、引きずる人にもなりやすいのです。
しかも、それを失敗だと考えてしまうことで、次からはもっと安いところを探すようになり、そのうち値切るようになっていくのかもしれません。
資本主義なので、ものであればわかりやすい価格を第一に考えてしまうことも悪いことではありません。
ただそういう時には、自分が何に価値を感じているのかをはっきりさせることもはね返す人になるためには必要なことです。
引きずる人は、価値観がぼんやりしているからこそ、値段にこだわり、安いかどうかを第一に考えてしまいます。
一方はね返す人は何事に対しても、自分なりの価値観を持っていて、その価値にマッチした場合に決断するのです。
いくら安いものでも、自分の価値観に合わないものであれば、単なる浪費と考えます。
そもそもお金を使う経験や仕事、人間関係などを通して、自分が大切にしているものに気づくように意識して見れば、自分が何に価値を感じていけばいいのかも見つけやすくなるものです。
安かろう悪かろうでも困りますし、自分がその時になっときして決断したことなら、あとから安くなっていようが気にしないこと。
早く手に入れて楽しい気分になれたとか、金額では測れない価値だってきっとあるはずです。
ということで、はね返す人は自分の価値観に沿った決断をするようにしているもの。
そして、たとえ失敗したとしても、その失敗から新しい価値観を見つけようとするのです。
価値観といっても、なかなかすぐには確立できるものではありません。
ですが、様々なチャレンジや失敗という経験を通して、少しずつ気づいていけるようになっていくものなのです。
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