自分が辞められないことに関して、不安がありますか?
それとも不平不満がありますか?
どちらの割合が多いでしょうか?
やめられない人は不平不満を抱えていることが多いです。
これに対して、やめられる人は健全な不安を抱えています。
不平不満がある人というのは、やめられないことを、他人や環境のせいにしてしまいがちです。
自責思考ができず、他責施行になってしまうのです。
例えば、やらされ仕事をやめたいけどやめられない時というのは、会社や仕事、上司や同僚に対して不平不満が溜まっていることが多いです。
・なんで自分が、こんな退屈な仕事をしなければいけないのか
・自分の現状を知っているはずなのに、どうして上司は何も手を打ってくれないのか
・なぜ、自分の周りには仕事ができない人ばかりなのか
このように、不平不満でいっぱいになってしまうと、やめるための建設的な思考からも、行動からも遠ざかってしまいます。
更に自分が現在の状況に追い込まれたのは自分のせいというよりは、周囲の無理解ドヤ環境の悪さが原因であると考えてしまうので、やめる努力を試みなくなります。
結果的にやめられない人になっていきます。
これに対して、やめられる人は、他人のせいや環境のせいにしません。
どちらかというと、原因を自分自身の中に見ています。
なので、現状に不安はあっても、不平不満を抱くことは、あまりありません。
やめられないことに対して、自責的にとらえることができると、「やめるためには自分が変わればいい、自分が行動すればいい」という思考になるので、やめやすくなるのです。
不平不満を抱いているというのは、やめられないことについても人のせい、環境のせいにします。
すると、自分んでコントロールできることなのに変える努力を怠り、他人や環境が変わるのを待つことになってしまうので、やめられなくなってしまいます。
これに対して、やめられる人は、他人や環境が変わるのを待たずに、自分を変えていく努力をするので、結果的にやめられるようになります。
これをアドラー心理学では、「課題の分離」と言います。
それでは、不平不満を抱えている現状から、どうしたら抜け出すことができるでしょうか?
効果的な方法として「感謝リスト」を各問う方法があります。
意外に思われた方もいるかもしれませんが、効果はあると思います。
やり方は簡単です。
まず、紙とペンを用意します。次に「今まで仕事をしてきて、生きてきて、感謝をしたい人や物事」について、箇条書きで紙に書き出すだけです。
書き出したことを眺めていると、気づくことがたくさんあると思います。
「あの人にこんなことをしてもらったな」
「こんなことで助けてもらったな」
など、様々なことが出てくると思います。
そうすると、不平不満を抱くだけではなく、いろいろな側面が見えてくるので、もし不平不満を抱えているのであれば、「感謝リスト」を書き出してみてください。
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