何かをやめたいときは、ひと手間かかるようにすればいいです。

 

では、やめるためのひと手間とはいったい何でしょうか?

 

私は「アクセスしにくくする」ことだと思っています。

 

起こしたい行動を促進するためには、実行する事柄に関連するものを視覚に入れる必要があります。

 

例えば、英語の勉強をしたいのであれば、いつでも視界に入るように英語のテキストを食卓の上に置いておくと、帰宅後すぐに勉強に取り掛かることができます。

 

またはスマホのホーム画面に英語アプリのブックマークを置くことで、英語サイトを見る時間を増やすことができます。

 

楽器の練習をしたいのであれば、その楽器をケースにしまわずにソファーの隣に立てかけておけば、視界に入るので練習する機会が増えます。

 

逆にやめたいことは、視界に入らないようにするか、アクセスしにくくするひと手間を工夫するのです。

 

やることはとてもシンプルです。

 

ダラダラスマホを触るのをやめたいのであれば、部屋でくつろいでいるときに視界に入らないように、スマホを引き出しにしまう。

 

あるいはスマホの電源をオフにするか、ネット通信をオフにすることで、すぐにスマホを見られないようにする。

 

・なんとなくテレビを見続けてしまうのをやめたいのであれば、テレビが視界に入らないようにテレビにカバーをかけるか、コンセントを抜いて、リモコンを遠くに置くことで、すぐにテレビを見られない状態にする。

 

インターネットで動画を見る時間を減らしたいのであれば、スマホを開いたときに、動画サイトのアイコンが視界に入らないようにスマホのホーム画面を工夫する。

 

もしくは、動画サイトのブックマークを削除することで、すぐに動画サイトにアクセスできないようにする。

 

お酒を飲むのをやめたいのであれば、お酒が視界に入らないようにキッチンの戸棚や押し入れの奥のほうにしまい込む。

 

またはお酒の買い置きをなくすことで、すぐにお酒を飲めないようにする。

 

脳科学的には、命に差し迫った危険がない限りは、「現状維持」を良しとするのです。

 

なので、一度習慣化してしまったことは、なかなかやめられません。

 

現状のまま何も工夫をせずに、いきなり完全にやめようとするのはとても難しいのです。

 

その流れにあらがっていくためには、脳の可塑性(ほんの小さな変化であれば脳はその変化を受け入れるという性質)をうまく活用することがポイントです。

 

つまり、やめるためには、小さな工夫をすることが効果的なのです。

 

そこでやめたいことに関連するものを、できるだけ自分の視覚に入らないようにするか、アクセスしにくくするのです。

 

視界に入らないだけで、やめたいことをやめられる確率はぐっと上がります。

 

あなたが今一番やめたいことは何でしょうか?

 

そして、それを視界に入らないようにするためには、どんな工夫ができそうですか?

 

またはそれにアクセスしにくくするためにどんな工夫ができそうですか?

 

意外にちょっとした一工夫で簡単にやめられることもあるので、ぜひ試してみてください。

 


最後までご拝読ありがとうございました(^^)/

 

少しでも良かったと思ったらクリックしてランキングupのお手伝いお願いします(^^)/



 

※投資は自己責任です。

クレーム等は一切受け付けておりませんので、ご了承お願い致します。

おすすめの記事