突然ですが、質問です。
「あなたがやめたいのにやめられないことは、どんなことですか?」
せっかくの機会ですので、「あなたが日頃、やめたいと思っていること」を書き出してみましょう。
夜更かし、飲みすぎ、食べすぎ、やらされ仕事、仕事の先延ばし、タバコ、ネットサーフィン、ゲーム、衝動買い、マイナス思考、嫉妬、だらだら、くよくよ・・・
人間だれしもやめたいことがあるものだと思います。
やめられない人は「よーし、この機会にあれもこれも全部一気にやめるぞ!」と決意します。
そして、手当たりしだいにやめようとした結果、三日坊主になったり、初日から誘惑に負けてしまったりするのです。
やめられない人は、やめることが、実は行動するのと同じくらいエネルギーを使うことを忘れています。
自転車やバイク、自動車をイメージしてもらうと分かりやすいと思います。
止まっている自転車をそのままにしておくのに、エネルギーは必要ありません。
ですが、一度動き出してしまった自転車を止めるには、エネルギーが必要です。
基本的に人の行動には「慣性の法則」が動きます。
良くも悪くも一度何かをはじめて習慣化してしまうと、あとはそれほど頑張らなくても自然にそのまま続けられることが多いのです。
その反面、一度習慣化してしまったことをやめるには、大きなエネルギーが必要です。
だから、禁酒や禁煙、ダイエットなど、せっかくやめようとしたのにやめられずに、苦い経験をするのです。
やめられる人は、やめることを「まず1つ」に絞ります。
その1つを突破口にして、他のやめたいこともやめていくのです。
人生は有限です。
一日のうちにできることも限られています。
仕事や勉強、家事、プライベートの時間など、一日のタイムスケジュールは多くの予定でぎっしり埋まっている場合がほとんどです。
そんな状態で、なんとなく身についてしまった悪習慣をすべて一気にやめるのは不可能に近いでしょう。
エネルギーが足りません。
だから、やめられる人が最初に考えることは、「本当にやめる必要があるのか?」という事です。
あなたが辞めたいと思っていることは、本当にやめる必要がありますか?
是非一度確認してみてください。
もしかしたら、あなたが辞めたいと思っていることは、「やめないとまずい」という思い込みや、世間一般の基準、友人に勧められたから、なんとなくかっこいいから、という漠然な理由かもしれません。
大してやめる必要もないことを無理にやめようとしても、なかなかやめられません。
そして大変な割に、本当に大切なことまでないがしろにしてしまうことさえあります。
しかも、たとえやめられたとしても、たいした達成感も満足感もないので、他のことをやめるというモチベーションが生まれなくなってくるのです。
「何のためにやめるのか?」「やめたとして、どうなりたいのか?」を一度考えてみましょう。
一日は24時間、体は一つしかないのに、あれもこれも一気にやめようとするのは、現実的ではありません。
どうしてもやめたいことが複数ある場合には、「今の自分にとって、何が大事なのか?」という観点から、やめたいことに優先順位を付けてみましょう。
最後までご拝読ありがとうございました(^^)/
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