皆さんは、今までの人生をとても大切にする人ですか?

 

「そんなの誰でもそうじゃないの?」と思うかもしれません。

 

確かに大切なこともあるかもしれませんが、これからの未来を生きる上では、今までの人生の思い出が、邪魔をすることだってあるものです。

 

例えば、ことあるごとに、「あの頃はよかったなぁ」「昔だったら」「今の世の中ときたら…」と言うことを考えてしまう人。

 

こういう人も、良くいえばどこか思い出を大切にしているともいえますね。

 

でも悪くいえば気持ちを引きずってしまっています。

 

もう二度と元には戻ることのない昔の恋人からのプレゼントや、一緒に写った写真などを捨てられない、失恋を引きずる人と何ら変わりはありません。

 

もちろん、それが今の自分自身の糧となっているのならば、その思い出を大切にしても良いでしょう。

 

しかし、そうではなく、そのプレゼントや写真を見るたびに、失恋の気持ちを思い出して引きずっているだけなら、呪いのアイテムともいえますよね。

 

そして、過去の辛かった経験と些細なことでも共通点を見つけると、「あぁまたあの時と同じだ」「きっとまた同じように失敗する」などと考えるようにもなってしまうのです。

 

まさに失敗を引きずる人です。

 

さらに、幾度となく思い出しているうちに過去と現在を比較する癖がつき、だんだんと過去が美化されてしまっていることもあるのです。

 

そのことについて、有名な偉人で、アメリカのジャーナリスト、フィンリー・ピーター・ダンは、こんな言葉を残しています。

 

「過去は常に、今から見れば、実際の過去より美しく思える。過去が楽しいのは、過去が今ここにないからにすぎない」

 

これは今や「思い出補正」と言う言葉もあるように、過去の思い出が、実際よりも良く思えてしまう、過去を美化しすぎるものだと言うこと。

 

ちなみに彼は、社会、時事問題を風刺したユーモアな作家でもありました。

 

という事で、「思い出を大切にする人」というと、いいイメージがありますが、ちょっと厳しい見方をすれば、未練たらしい場合もあるのです。

 

要するに未来を生きていかなければならないのに、現在の自分を大切にできていない、過去に生きているとも言えます。

 

いつまでも気持ちが、現在よりも、過去に向いたままで、切り替えることができていないのです。

 

一方ではね返す人は、変えられない過去に、そこまで価値を感じません。

 

現在や未来に活かすために過去を振り返ることはあっても、その過去が現在に価値を生み出さないのであれば、なおさら価値がないと考えます。

 

過去の成功体験も平気で捨ててしまいます。

 

だからこそ「あの頃はよかったなぁ」などと考えず、生物の進化と同じように、環境の変化に対応できなくなれば絶滅する運命だとすら考えているものです。

 

過去の成功体験に縛られて、仕事の成績を落とすような話もよくある話です。

 

その時、その思い出や体験が今の自分に価値を生み出さないかもと考えられればいいのです。

 

それは呪いのアイテムなので、思い切って捨てて「これからのほうが大切だ!」と切り替えましょう。

 

それこそが、未来を生き、今のあなたを大切にしていることに繋がります。

 


 

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