社会人であれば、自分が任された仕事に責任を持つ。
これは、当然のこと。
では、皆さんは仕事をしているときに失敗をしたらどうしますか？
迷惑をかけた人がいれば、すぐに謝ることは当たり前だとしても、責任感が強い人ほど、失敗した自分を責めすぎてしまう…。
皆さんにもそう言うことってありませんか？
誰でも失敗した時には、どこかに原因があったのだと考えます。
その原因が自分にあると考える場合が「自責」、自分以外の場合が「他責」。
そこで、もし自分を責めてしまうのであれば、それ自体はしっかりと自分と向き合っている証拠。
むしろ誠実な人でもあるわけですから、自信を持って良いでしょう。
ただ、引きずる人は自分のせいだと自分を責めすぎた結果、いつまでも失敗したことだけを考えてしまう傾向にあります。
もし自分を責めるのなら、向き合い方を少しだけ変えればいい、それだけのことです。
もちろん、全て他責は持ってのほかです。
「昔付き合っていた彼女が最悪でさぁ、どうしようもないから別れた」
「お金にルーズな男と付き合ったおかげで最悪な人生を歩んだ」
恋愛では特にこう言うことを言いたくなるようなこともあると思います。
以前に、付き合っていた相手、要するに一度は親密な関係になった相手を悪く言う人。
そんな人の多くは「責任を感じたくない」と思っているのでしょう。
ただ、他責にすれば一時的には心が楽になっても、他責にした時点で、何も考える必要がなくなり、何も変わらない。
また同様の失敗をしてしまうでしょう。
もちろん気持ちがわからなくもないです。
ですが、どちらにしても最初は自分が良いと思ったからこそ、お付き合いすることを選んだわけです。
私も人並みに恋愛経験はありますが、過去にお付き合いして、うまくいかなくなってしまった相手の子を悪く言ったところで、自分を正当化できるわけでもありません。
さらには自分を被害者に仕立て上げるような話をしたところで、わかる人にはわかるもの。
確かに、嫌だなと思うことがあるからこそ別れるわけですが、そう言う考えを持つよりも、むしろこう言う場合にこそ潔く「そんな人を選んだのは、自分の失敗」自責で考えた方が良いのです。
ただし、自責で縛られるのではなく、大事なのは、振り返ってみて自分が何をするべきだったのか、次に自分の行動をどう変えるべきなのかを考えるようにすることです。
失敗は失敗として、無かったことにはできませんし、何より時間は戻せません。
もちろん失敗をしたら反省をする。
これは大切なことです。
ただ「反省するため」と言って、いつまでも失敗のことを考え続けていても、それは人生にとってかけがえのない時間の浪費。
反省とは、あくまでも次に同じような失敗を繰り返さないために、未来のためにするべきこと。
そして行動に移していくことで、結果として、失敗をはね返すことができるようになるものです。
はね返す人は、いつまでも自分を責めず、大事なのは反省することよりも、「まずは客観的に失敗を振り返ってみて分析することだ」と割り切ります。
あえて自分事と捉えるよりも、まるで自分がコントロールしているロールプレイングゲームの主人公のキャラが負けてしまった時のように、過去に失敗した自分を他人だと捉えてしまう。
無責任に聞こえるかもしれませんが、むしろ他人事のように考えることで、冷静にも考えられるようにもなるはずです。
さらにそこから、はね返す人は、いつでも挫けずに、失敗を次のチャンスと考えて楽しみます。
何度失敗しても、失敗するほどに強くなる。
まさに七転び八起きとでも言うように、何があっても「きっと、もっと良い方法があったってことだ」と言う割り切った解釈を癖にしているのです。
そして「さてここからどうするかな」と言った感じで、次はどんな方法でやってみようかと攻略法を考えることができる人なのです。
誰でも失敗はするのですから、その失敗をバネにして、今度はどうすれば同じ失敗をしないのか、どうすれば失敗をはね返すことができるのか、そもそも「人生は思うようにいかないゲーム」だと思って、失敗もせっかくなので楽しんで仕舞えば良いのです。
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