気合と根性だけでは、失敗を跳ね返すことはできません。

 

では、どうするか?

 

お勧めは「面倒くさい」という気持ちを大切にすることなのです。

 

「面倒くさい」とは一見、ネガティブに聞こえますが、要するに面倒くさいと思う事は、徹底的に楽にやることを追求するための考えるきっかけにもなります。

 

実は失敗を跳ね返す人というのは、面倒くさがりな人が少なくありません。

 

そして、この「面倒くさい」という考え方は、失敗に対してへこまないようにするうえでも役に立つことなのです。

 

皆さんも、時々「あー、面倒くさいなぁ」と思ったことがあると思います。

 

例えば、学生時代の勉強。

 

「自分なりに頑張って勉強しても成績が良くならないし、勉強するのが面倒くさい」

 

そんな経験をしたことは誰にでもあると思います。

 

それは、ひょっとすると、面倒くさいよりも、自分の勉強のやり方に原因があったのかもしれません

 

そこで、より効果的に勉強するための考え方を教育心理学の観点からご紹介します。

 

それは何に比重を置くかで、大まかに3つの基本的な考え方のタイプがあることです。

 

一つ目は「学習量志向タイプ」。

 

例えば、「成績をよくするためには、同じ方法で、何度も繰り返し、たくさん勉強することが大事だ」という考え方です。

 

二つ目は「環境志向タイプ」。

 

「成績をよくするためには、空調が効いた部屋で勉強することが大事だ」などとして、勉強を行う環境を重視している考え方です。

 

三つめは「方略志向タイプ」。

 

「成績をよくするために方法、方略にこだわることが大事だ」として、手を替え、品を替え、勉強方法を考えることを重視する考え方です。

 

この3つのタイプについては、あまり知られたいないことかもしれません。

 

ほとんどの人は、このようにタイプが3つあるという事を意識していないため、自分が無意識にどれか一つのタイプにこだわる傾向が強くなっているものなのです。

 

そして、失敗を引きずる人というのはまじめで、「学習量志向タイプ」である場合が多い為、失敗したのは繰り返しが足りないからだと考えがちになります。

 

更にはどうしてもそのやり方にこだわってしまう傾向にあります。

 

その為、「なぜこんなに努力してもうまくいかないのだろう」とうまくいかなかったら、自分を責めるなど、悪循環に陥りかねません。

 

一方で多くの場合、失敗をはね返す人というのは、同じ方法でやり直しをするよりも、この方法でうまくいかなければ他の方法でやってみようと新しいことを試していける人です。

 

つまり、一つの方法にこだわりすぎず、柔軟に切り替えていく「方略志向タイプ」と言えるのです。

 

面倒くさがりが良いと言ったのは、どうやったら労力を減らして、うまくいくのか、様々な方法を考えるからです。

 

柔軟に方法を切り替えるので、模試で悪い点をとってもそのこと自体気にしません。

 

「こんなに頑張ったのに…」と自分を責めることなく、気持ちを切り替えられるのです。

 

このように、ネガティブな面ほど、逆にそこにしかないポジティブな面がある事は、きっと他の事でも多くあるものだと思います。

 

今回は勉強を例に挙げましたが、仕事の効率化、語学の習得、恋愛等、色々な失敗でも応用が利くと思います。

 

こだわりすぎず、考えを少し切り替えることで、「失敗をはね返す力」が手に入るようになっていくものなのです。

 


 

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