私たちは子供のころから感謝の気持ちの大切さを教えられてきました。
本、セミナーあらゆるところで「感謝」の有用性が説かれています。
私が見てきた強運の持ち主たちは、日常生活の中で「感謝」することが多いものです。
ではなぜ、感謝すると運気が上がるのでしょうか。
答えを話す前に次の事例を見ていきましょう。
ある老人が病気で右手が動かなくなりました。
いろんな病院で治療を受けましたが、治りません。
東洋医学の整体や針、灸なども試しましたが、変化はなく気功や念力、ついには新興宗教まで回りましたが効果はありませんでした。
右手が動かず悶々とした日々を過ごしていましたが、あるひ日高僧に出会いました。
「どうか私の手を動くように治してください」
「あなたの手は動いていますよ」
「とんでもない、いつも動いていませんよ」
「動いていますよ、よくごらんなさい。あなたの左手は動いているではありませんか」
一瞬絶句して自分の左手を眺めていた老人の目から涙がこぼれ落ちました。
「あぁ。自分は間違っていた、自分は動かない右手の事ばかり考え、動くほうの手があることに気づきませず、感謝することもなかった」
老人は反省し動く左手に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
そして、右手をやさしく愛でていると、動くようになったのです。
なぜ、老人の右手が動くようになったのでしょうか。
そこには宇宙の大きな法則が働いています。
「今、ないものを欲しがり執着する」と焦りが出て宇宙が味方してくれません。
そして「今、あるものに感謝する」と執着が説けて宇宙が味方をしてくれます。
「宇宙」という言葉を受け入れづらい人は、「自然」に置き換えてください。
老人の右手が動き出したのは、自然治癒力が発動したからです。
老人が動かない右手に執着しているときは、「なぜ自分だけこんな目に合わないといけないのだ!」というマイナスの感情で支配されていました。
マイナス感情で他責になると事態はますます悪化します。
感謝できる人、できない人の差は「責任を自分に引き受けられるかどうか」という事です。
感謝の気持ちは、事象を前向きにとらえるエネルギーに変化し、逆境をはねのけるバイタリティに変わります。
感謝の気持ちを持たずに自分の事ばかり訴える人は、困難な状況になると愚痴を言います。
人のせいにします。
すると事象を前向きにとらえることができなくなるので、周囲からの応援や、目に見えないツキが逃げていってしまいます。
感謝の気持ちが幸運をもたらす理由は、もう一つあります。
感謝の気持ちがなくなると、謙虚さをさすれ傲慢になり、人が離れていきます。
例えば、仮に皆さんが営業成績トップになったとします。
トップになった理由は、本人の努力以外の何物でもありません。
他のセールスパーソンの何倍も働き、工夫し努力してトップになりました。
ところが、たとえ本人の実力の結果であっても、仕事はほかの人の力を借りないと目的を達成できません。
ここで「感謝」の気持ちを忘れると、周りがサポートしてくれなくなります。
どんなに実力があっても、周りの人を味方につけないと、連続して成功することはできません。
感謝の裏に隠されているのは、自分だけの力ではないと思える謙虚さだったり、物事のプラスの面を見つけて喜べる前向きさだったりするのです。
運のいい人は、目に見えない人の絆に目を向けて感謝することができる人なのです。
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