ビジネスにおいて「お任せで」という言葉は損をします。
「細かいことは任せる」
「発注先はあなたの判断で決めてくれていいから」
「デザインや形式はお任せします」
こういったにもかかわらず、言われた通り進めると、「うーん、そういう事じゃないんだよね...。ちょっとやり直してもらえますか?」と言ってくる人がいます。
言われたほうも「いや、おまかせって言ったじゃん。いったいこれにかけてきた期間は何だったんだ。」となってしまいます。
「おまかせ」というと、相手を信頼している感じが出て、おおらかな人と思われます。
任せられるというのは、権利が与えられたようで、頼まれたほうもうれしい気持ちになるでしょう。
ですが結局後で文句を言った、やり直しを命じてしまうなら意味がありません。
そういう人は自分で考えるのをさぼって、「おまかせ」に逃げているだけなのです。
得なのは、自分で、イメージを固めてから、具体的に依頼することです。
しっかり目的も添えて依頼をすると、依頼されたほうも「なるほど、そういう事か」と納得して仕事を進めることができるはずです。
それでも「おまかせで」と言いたいのであれば、絶対に後から文句を言わないようにしましょう。
なので、バランスがいいのは「相手に任せるとこ」と「任せないところ」をきっちり線引きすることです。
どこまでが言う通りにやってほしくて、どこからがおまかせなのか。
底を伝えておけば、お互いに仕事がスムーズに進むようになります。
手を抜くために「おまかせ」は言わないようにしましょう。
おまかせをする場合も、しっかりと線引きしておきましょう。
スムーズに仕事が進んで結果的に自分が得をすることになります。
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