考えているだけでは何も始まらない。
これは「すぐやるひと」の根っこにある考えの一つです。
だからといって、考えることをおろそかにするわけではありません。
何も考えずに、仕事も人生もうまくいきません。
よく考えた人だけが成功するのは言うまでもないことです。
皆さんもよくご存じだと思います。
あれこれ考える前にまず行動してみようという事です。
例えば、サッカーボールを蹴ったことがない人が、いくら本を読みながら、蹴り方について考えたとしてもそれでは上手く蹴れません。
実際に蹴ってみれば、どうすればもっとうまく蹴れるのかを考えることができるようになるものです。
それにもかかわらず「やれない人」は、理屈を言うだけで何も行動を起こしません。
もちろん、決断し行動を起こすことには様々なリスクが伴います。
だからこそ、考えるためにまず行動を起こすのです。
大きく動く必要はありません。
小さく動けばいいのです。
軽い気持ちで試してみよう位でもいいです。
この小さな実験は、収集した2次情報よりも極めて重要なのです。
PDCAサイクルと一度は聞いた事があると思います。
このPDCAサイクルも実は小さなdoから始まるのです。
小さくてもいいからまずは行動を起こしてみる。
そうすると、ぼんやりとではありますがプランが見えてきます。
そして行動に移して、何かしらの反応があるのでそれをチェックします。
そこから改善策を練るアクションを起こすことができます。
この繰り返しが大切になってきます。
心理学の観点からも、これは非常に効果のあることだと考えられています。
行動することで現実から何かしらの反応が返ってきます。
このフィードバックこそが強力なモチベーションを作ることが、多数の研究からわかっています。
現実という壁にオールを投げたとき、それは思った方向と違った方向に跳ね返るかもしれません。
でもそれが現実だとしたら、そこから学ぶことはやってみた人にしか出来ない事です。
やっていない人にはわからない事なので、大きなチャンスになるんです。
ある世界規模のビジネススクールの担当者に聞いた話なのですが、そのスクールが開催するビジネスプランコンテストには世界中から参加者がいます。
でも日本人の応募はかなり少ないようです。
いいプランができたら応募しようと思っているからでしょうか?
一方ほかの国の人たちは、とりあえず応募してみるというスタンスなのです。
応募したら必然的にいいプランを考えなきゃいけなくなります。
「せっかく高い思考レベルを持っている日本人が応募してこないなんてもったいない」といっている人がいたそうです。
私もそう思います。
皆さんも考えることばかりにとらわれているかもしれません。
小さな実験からすべてが始まります。
皆さんも知っているように、現実は思うように進まない事ばかりです。
だからこそ、小さな行動を起こして、その思考の質を高めていくのが大切なのではないでしょうか。
小さな一歩が大きな一歩になるかもしれないので、まずは簡単なことからでもいいので何かやりたいと思ったことを始めてみましょう。
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