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行動を妨げるものの一つに、自力本願という言葉があります。
ぱっと聞くと自力本願はいい心構えに聞こえるかもしれません。
しかし精神論で、自力本願になりすぎると、かえって行動ができなくなります。
よほど精神が強い人であれば問題はないと思います。
以前にもお話ししたことがあるかもしれませんが、私は精神力はそこまで強くありません。
なので動かなければいけない仕組みを自分で作って動いているほうが楽が楽なんです。
ではどうすれば仕組みで自分を動かせるの?
と思いますよね。
一言でいえば自分の持つ資源の活用とでも言っておきましょう。
まず自分を動かす仕組みを構築するためには、行動に具体性を持たせなければなりません。
すべきことが漠然としていると、行動を起こしづらくなります。
だから行動を起こす前に少し「H・K・T」について考えてみてください。
HKTとは人・金・時間です。
これらの資源の組み合わせがとても需要で、それによって自分が動いてしまう強力な仕組みを作ることすらできます。
まず「すぐやる人」は人をうまく巻き込みます。例えば新しく習い事を始めようと思ったら、習い事を始める前に同じ習い事をすでにしている人や、経験者にアドバイスを求めます。
そうすれば一人で、「どこがいいのだろう」と悩んでいるよりも実現性が高まります。
その理由は、人は悩んでいるうちにどんどん意識が薄れていってしまう傾向があるからです。
お金もやはり仕組みづくりに影響をおよぼします。
例えばダイエットを例にとってみれば分かりやすいとおもいます。
ダイエットに割けるお金があるのならば、パーソナルトレーナーをつければ、効果はあげやすいと思います。
お金があまりないのであれば、近所をジョギングするかもしれません。
それならば近所でジョギング友達を見つければ実現しやすくなると思います。
今度こそダイエットに成功するぞ!っと思っても、それほどのお金が割けるのかによって取るべきアクションも変わってきます。
行動が漠然としていて具体性がないと、先延ばしが慢性化してしまいます。
そして、「すぐやる人」は具体的でら時間への意識が高いので、いつやるのかを即座に明確に決めてしまいます。
少し俯瞰してどれくらいの時間をかければ、目の前の課題は終わるのかを検討してみるのです。
そうすることで、今の1歩が確かな1歩であることがわかるので行動に移せます。
人は終わりの見えていないものへはなかなか行動を起こしにくいものです。
出口の見えないトンネルをひたすら歩くことは、誰しも不安がいっぱいになると思います。
出口から光が差してきたら、あそこまで頑張ればいいんだ!っとなり、一歩一歩前進するエネルギーが湧いてきます。
「すぐやる人」はこれらの貴重な資源を有効活用することによって、行動する仕組みを作ります。
一方でやれない人は資源の活用があまりうまく行かないか、資源があることすら見えてない場合だってあるのです。
自力本願で全て思うままに行くのであれば、それでも構いません。
私のような怠け者でも、「すぐやる人」でいるためには、自分を動かすエネルギーに変えることが必要となってきます。
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