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私たちは目で見た情報に最も影響を受けます。
美味しいものを見たら我慢できなくなるように、目の前に大好きな食べ物があったら、食べたくて仕方なくなってしまうでしょう。
何も意識していないのに唾液が分泌されます。
これは過去の「おいしかった」という体験からくる条件反射なので、テレビや雑誌などに関しても、同じく楽しかった経験が条件反射を生み出してしまうのです。
また、好きなものを目にしてしまうと、ドーパミンが一気に増えてしまって、衝動的になってしまうのです。
そのようなときに、「すぐやれない人」は、できないのは自分の意志が弱いからだと意志力にすべての責任を負わせてしまいがちです。
もちろん意志力が強く、どんな環境でも自分のすべきことをやるだけという強さがあれば素晴らしいことは、言うにおよびません。
そこで、自分の弱さに打ち勝たなければいけないと、自力で頑張ろうとした結果、たまたま目に止まったテレビや雑誌、スマホなどの誘惑に負けてしまい、ソファで寝そべり、自分の家やオフィスでも怠けてしまいます。
こうして自分の弱さに自信を失ってしまうのです。
でも、よく考えてみれば、それは自然なことなのかもしれません。
「やれない人」は、できない環境の中で頑張ろうとしているとも言えます。
一方で「すぐやる人」は、意志力に頼らず誘惑そのものを遠ざけるほうがよほどラクだと考えています。
自分を動かすことのできる環境作りをする、ということです。
それか、やるしかない環境に自分を置くことです。
これは環境を作るよりも簡単なことかもしれません。
私はそれほど意志力が強くはないので、動きたくなる環境の中に自分を追い込むことを優先しています。
特に自宅での気分が乗らないときは、近くにお気に入りのカフェを見つけておいて、そこで仕事をします。
実は、これにも理由があります。
開放感があるほうがクリエイティブになれ、天井が低く落ち着いた雰囲気のところのほうが集中力は高まることが、心理学の研究でもわかっているからです。
これだけ誘惑にあふれた社会の中で、誘惑に打ち勝つほうが難しいかもしれません。
しかし誘惑に勝つという事自体が、エネルギーを無駄に消費してしまうことにつながります。
もし自宅やオフィスで頑張りたいのなら、誘惑されない環境を作ることが大切です。
その為には無駄なものは持たず、関係のないものは徹底して処分する事です。
このように環境づくりを頑張るか、環境がある場所に自分を置くかどちらかを選択したら、自分を楽に動かせるかを考えましょう。
確かに意志力を磨いて自制をすることも大切ですが、やらなければいけないときに「すぐやれる」環境自分を動かせばもっと楽に、アクションを起こしていけると思います(^^)/
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